新年の干支に思う

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私は月刊誌「致知」を愛読しているのですが、その致知2月号に干支から見た平成26年はどんな年になるのかということを、関西師友協会編集長の松並孝雄氏が解説されています。毎年とても参考になるというか頭に入れながら私は一年を過ごしていくようにしています。全文を掲載すればいいのでしょうが、そういうわけにもいきませんので要約をしてみます。

新年の干支に思う 「改革により大躍進する年」

平成26年の干支は、甲午(きのえ・うま)であり、俗にいう「うま年」であります。甲午の年の干支は何を教えているのか。まず干の「甲」は、よろい・かぶとの意味で、草木や種子の芽を覆っている殻を指していて、時節がめぐり、種子や草木の若芽が被っていた殻を破って頭を出した象形文字。はじまると読む。
次に支「午」は、杵の形をした呪器の象形で、陰気が下から地表に出ようとして突き上げている象形文字で、さからう、そむくという意味で、対抗、抵抗するという意味を持っている。
そこで甲午を組み合わせてみると、古い殻を破って革新的に歩を進めようとしても、内外からの妨害や抵抗があって思うように進展しない苦労がつきまとう。
歴史の上からこの年を見ると、60年前の甲午は昭和29年。政府は教員の偏向教育を正すために、公立学校教員の政治運動や政治教育を禁止する教育二法案を国会へ提出、これに反対する日教組は一斉休暇闘争を行なった。左翼・野党勢力は、思想偏向・革命を求めてストライキを行い、これを煽った。政界は、野党を巻き込み日本民主党が結成されて、年末、吉田内閣は総辞職。鳩山一郎内閣が発足した。
更に60年遡り明治27年の甲午の年は各国と通商条約の改訂を進めて先進国と法律上対等の関係を築いた。日清戦争勃発の契機となった甲午農民戦争(東学党の乱)が起こる。
まとめてみると本年は、内外多事多難であっても、過去の負の遺産を清算し、創造的かつ着実に改革を重ね、大事には信念・責任を持って、対処すれば大きく躍進する年であります。
皆様におかれまして一層のご発展を祈念申し上げます。

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