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2015デジタル一眼レフセンサー清掃を自分で
デジタル一眼レフの天敵と言えばセンサーの汚れですよね。どうしてもレンズ交換をしてしまうので、カメラ本体にあるセンサーに汚れが付着するのは避けて通れないことです。しかしこのセンサーにゴミが付いてしまうと撮影した写真にそのゴミが映ってしまい、折角の綺麗な写真を見てがっかりしてしまうのは私だけでしょうか。
昨今のデジタル一眼レフカメラですと超音波でセンサーのゴミを落とす機能が付いているのですが、それだけでは正直なところ十分とはいえず、ひつこいゴミはずっと残ったままという状態が続いていると思います。手っ取り早くゴミを取る方法としてはブロアーでゴミを飛ばすというのが一般的ですが、事はそう簡単にはいきません。私も何度もブロアーを使いましたがなかなか取れないゴミがありました。
カメラメーカーに直接持ち込んだり送ったりして有料ですがセンサーの清掃をしてもらうといった方法もありますが、自分でセンサー清掃して綺麗にするという方法もあります。私は今回初めてセンサーの清掃を自分でやってみました。準備する物はシルボン紙と無水エタノール、それに割り箸のような棒の物。この3点を使ってセンサーの清掃をやってみました。
私は通販で写真のものを購入したわけですが、シルボン紙はこの束がもう一つで1セットでした。無水エタノールは市販の物でもかまわないと思います。
清掃の仕方としては、割り箸の棒の先にシルボン紙を付け無水エタノールを適量シルボン紙に落とし、カメラのセンサーを内から外へ擦るように拭いていくだけです。拭き終わった後にシルボン紙を新しい物に付け替え、今度は無水エタノールは使わずに乾いたままのシルボン紙で同じようにセンサーを内から外へ拭いていく。この作業でセンサーのゴミは取れてしまっていました。
最初は無水エタノールの量が多すぎたのかそれとも乾いたシルボン紙での拭き方が雑だったのかどうかわかりませんが、清掃前よりも汚くなってしまいました。正直、失敗してしまったと落胆してしまいました。こんなことなら最初からメーカーに清掃に出した方が良かったかも?と思ってしまいました。が、気を取り直してもう一度同じ行程でチャレンジしたところ綺麗になったので、自分でやれることはやってみるものだと少し自信が持てました。
ポイントとしては怖がらないこと。高価なデジタル一眼レフカメラの心臓部ともいえるセンサーですから、恐る恐る拭いてしまうのは仕方がないことです。多分ですが最初はセンサーを拭く力加減が緩かったのでしょう。しっかり拭いてあげれば大丈夫だと思います。要はどのくらいの力加減が必要なのかコツを掴むことだと思います。力加減は個人によって入れ方や感じ方は違いますから数値で説明したり表現での説明も難しいですが、何回かやっていくと体がポイントを掴んでくれると思います。
撮影に出かけると外でのレンズ交換は避けては通れませんから、一度メーカーに出してセンサーを綺麗にしても、またすぐにゴミが付着し汚れてしまいます。その度にメーカーに出すのも面倒くさい話ですし、道具さえあれば自分でできることですから、なるべくなら皆さんもセンサーの清掃を自分でできるようになってください。
因みにシルボン紙と無水エタノールの値段は3.000円もあればお釣りが来ると思います。あと、私の知人がコンプレッサーを使ってセンサーのゴミを吹き飛ばそうとしたところ、風量が強すぎてセンサーが白くなってしまったそうです。勿論メーカーに送って清掃してもらったそうですが、風量が強ければいいというものではありませんので、ブロアー以外の物は使わないでくださいね。