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2014東日本大震災復興へ願いを込めて さっぽろ雪まつり会場から
2014年3月11日で東日本大震災から3年ですか。私は19年前に阪神淡路大震災を経験しましたが、東北地方の一日も早い復興を心よりお祈りしたいと思います。
阪神淡路大震災のときは津波は来なかったですが、火災が多くの場所でありました。私は地震の当日神戸市内(須磨区、長田区、垂水区あたりです)を車で走りましたが、どこに行ってもガス臭い匂いがしていたという記憶があります。住宅街の中でも道路が陥没していましたし、とにかく進むところ進むところが通行止めや進入禁止ばかりで、目的地近くに来ているにもかかわらず、迂回しまくっていましたね。そんな中でもある人を迎えに行き神戸市内から脱出できました。神戸市も海に面していますが、東北と違って津波が来なかったから車で走れたんですね。
1週間ほど経過して神戸市内にある会社の営業所に出勤しました。当然のことですが電話は通じませんし、水道もどこかに汲みに行っていたと思います。仕事といえば兵庫県内にいる社員やアルバイトの安否確認。毎日毎日安否確認ばかりが仕事でした。電話が通じないので、大活躍したのが私の携帯電話。そのときの携帯電話の活躍についてはこちらをご覧下さい。自衛隊や報道関係のヘリコプターがずっと旋回している異様な雰囲気の中での仕事が暫く続きました。
ようやくまともに仕事が進められるようになったのは1ヶ月ぐらい経ってからでしょうか。営業所は神戸市内でしたが、西宮市や宝塚市から来ている人と再開できたのは4月に入ってからで、毎日毎日顔を合わせていた上司や仲間たちとも、同じ兵庫県に住みながら、よもや3ヶ月も顔を合わせることができなくなるとは全く思っていませんでした。兵庫県に地震が来ることすら思っていなかったのですから。しかし、3ヶ月合えないなんて良いほうで、永遠に会えなくなった仲間もいたわけですから。
20年近く前の話を書きましたが、東北地方の皆様の一日も早い復興を願っています。