天草エアライン

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この写真は昨年撮影した天草エアラインが唯一保有するDHC-8(JA81AM)の旧塗装機です。今は塗装が新しくなってましてブルーが主体の色になっています。その塗装を昨年の2月12日から24日にかけて行われた関係で、塗装中は予備機材がないため全便が運休となったそうです。それにしても天草エアラインは思い切ったことをしましたね。たかが塗装と思われるかもしれませんが、同社所有機が1機ですからその塗装のために会社の収入が途絶えるわけですから、これは経営者の英断としか言い様がないですね。現在の路線は、天草-福岡、天草-熊本、熊本-大阪(伊丹)の3路線ですが、1機で就航しているというのですからちょっとビックリです。運航機材が1機のため塗装以外にも、航空機整備や乗員訓練の際は運休を余儀なくされているようですが致し方ないですね。以前は松山や神戸空港にも就航していたそうですが、現在は休止路線になっています。

九州新幹線が2011年3月に鹿児島中央駅まで開業し、新大阪から鹿児島中央まで乗り換えなしで行けることになったり、全日空や日本航空の運賃が大幅に安くなったり、LCCの増加により少なからず天草エアラインも影響を受けている感じです。直近の平均登場率はわかりませんが、JALの2013年4月発表によると、2012年度の国内線の平均搭乗率が63.1%でANAの国内線搭乗率はJALよりも1ポイント低いそうです。おそらく天草エアラインは50%を切っていると思います。

新幹線をはじめ九州地区は航空会社を含め大激戦区だと思いますが、JR九州の豪華寝台列車が人気のように、天草エアラインも搭乗率が決して高くないと思うので、座席をいわゆるビジネスクラス並みに変えるとか、ファーストクラス並みのサービスをするとかをしても面白いんじゃないかな?なんて思うわけでございます。みんなの目が安価という一方の方向に目線が向いている中、逆の発想もいいんじゃないでしょうか!!!頑張れ、天草エアライン。

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