2013年レンズ交換式デジカメ出荷、15%減少

本日の日本経済新聞社の記事です。記事によると、一眼レフとミラーレス一眼を合わせたレンズ交換式デジカメの2013年の総出荷台数は1713万台と前年比15%減少した模様です。レンズ交換式デジカメの2013年の国内向け出荷は27%増の233万台だったが、海外向けが19%減の1479万台。コンパクト(レンズ一体)型の2013年の総出荷台数は41%減の4570万台。3年連続の前年割れで、03年以来の低水準でスマホに需要を奪われていると推測されています。

レンズ交換式デジカメの出荷台数は国内に限ってみれば27%増えているんですね。私はレンズ交換式デジカメも大きく出荷台数を落としているんじゃないかと思っていましたが、増えているとは意外でした。レンズ交換式デジカメとは、一眼レフやミラーレスのことを指していると思うのですが、この伸びを見ればおそらくミラーレスの伸びが大きいのではないかと思います。一眼レフよりもコンパクトで持ち運びが便利、しかも写りは一眼レフと遜色なしといった謳い文句で女性やお年を召された層を取り込めたのではないでしょうか。

確か6、7年前にデジタル一眼レフが爆発的な売れ行きとなったことがあったのですが、そのときは携帯電話のカメラによって写真に興味を持った人たちが、もっと綺麗な写真を撮りたいというような願望を持たれ、デジタル一眼レフが爆発的に売れたわけです。ただし、そういった層の人たちが2台目を買い足したり、レンズを追加購入したような人は1割もいないそうです。つまり、ほとんどの人が本格的に写真にのめり込むまでに、終わってしまっているようなのです。今回のミラーレスの台数が伸びたのも同じような現象があるのではないかと感じています。おそらく、ハイアマチュアカメラマンや、写真にのめり込んだ人たちというのはミラーレスは使わないと思うのです。やっぱりデジタル一眼レフでの撮影になるでしょうから、ミラーレスが今後も伸びてくるのかといえば疑問だと思います。

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