潮目が変わった日

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1年前の2012年11月14日(水)、当時の野田総理大臣は自民党の安倍総裁との党首討論で11月16日に衆議院を解散する考えを示しました。安倍総裁は同年の8月に社会保障と税の一体改革をめぐり、「近いうちに信を問う」とした3党合意に沿って野田総理に年内の衆議院解散を求めたのに対し、赤字国債発行法案の今週中の成立と、衆議院の一票の格差是正、定数削減を来年の通常国会までに実現させることを確約すれば16日に衆議院を解散する考えを示した日です。

思えばオバマ大統領の「チェンジ」をそのまま日本でも連呼し政権交代が2009年に起きたわけですが、いろいろ言われていますけど私は政権交代自体は今でもよかったと思っています。ただ政権交代自体はよかったけど政権運営が全くダメでした。最初は1年生なんだからもう少し長い目で見てあげようと暖かい大らかな気持ちでいましたが、鳩山総理のときの沖縄基地移転問題で日米同盟に亀裂が入ってしまい修復不可能なほどの傷に広がってしまったこと。菅総理のときには尖閣諸島周辺海域で海上保安庁の船が中国漁船に追突され、逮捕した中国漁船の船長を政治的判断で中国に返してしまったこと、福島原発問題では処理を誤り事態を大きく後退させてしまったという大失態をしてしまいました。おそらく尖閣諸島周辺水域での海上保安庁の船が中国漁船に追突され、逮捕した中国漁船の船長を不起訴にして中国に返した頃から国民の目の大くは民主党政権に対し不信と不満が募ったことだと思います。さらにこの事件を知ることになったのが海上保安庁の職員からの投稿動画によるものであったというのも民主党政権の不信さを増大させるものであったと思います。ほんとうにこの事件は酷かったですし、菅総理の政治的判断はとても日本人として考えられない判断だったと思います。

野田総理になってからも民主党政権は国民の支持を回復するどころか下落の一途を辿っていました。衆議院の任期はまだ一年近く残っていたわけですが、やっと一年前のこの日に野田総理は衆議院解散という民主党政権の終焉を世に示したわけです。

その後は予定通り自民党が政権を奪取し民主党は大きく議席を減らしたわけです。11月16日から為替は円安に向かい株価も上昇に向かって進み、新聞紙上では連日アベノミクスという活字が賑わうようになってきました。民主党政権が任期一杯まで政権運営をしていれば、おそらく東京オリンピックの決定はなかったでしょうし為替も85円にもなっていなかったでしょう。さらに中国・韓国に対しての外交問題では現在安倍総理は毅然とした態度に徹していますが、民主党政権でしたらペコペコ外交になっていたことでしょう。そして日米同盟の方もさらに悪化していたであろうなどを考えてみると、よくぞ衆議院解散をしてくれたとホッとした気分になります。2012年11月14日は日本の潮目が変わった一日でした。

さて政治のお話はこれくらいにして、明日11月15日はドクターイエローのぞみ検測の走行予定日ですね。下りですから私がドクターイエローを目にするのは夕方で薄暗くなっている頃だと思います。撮影するにしても駅撮りになりそうでカメラを持っていこうかどうしようか迷っています。ここ数日寒くなってきており外に出るのも嫌なのですが、明日はカメラ持参で外出してみます。皆さんも明日のドクターイエローをたくさん撮影してくださいね。

 

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