11月
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2013ブルートレイン全面廃止報道を受けて
上野―秋田―青森を結ぶ寝台特急「あけぼの」が来春廃止されるという報道を見ました。また、上野―札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」も、北海道新幹線の2015年度末の開業に併せて同年度中に廃止される見通しで、半世紀以上の歴史に幕を閉じることになりそうです。「カショペア」「トワイライトエクスプレス」も廃止の方向との記事もあり、この冬は札幌に行って「北斗星」「トワイライトエクスプレス」をたくさん撮っておきたいなぁと思いました。
その夜行列車ですが、かつては東京駅の夕方は、九州行きの寝台特急や関西方面に向かう急行がピークの時には10分おきに出発していたそうです。「銀河」「すばる」「瀬戸」「明星」「いこま」「彗星」「あかつき」などなど……。
一日に何往復もする新幹線と違い、夜を一度だけ、それも片道だけを走る寝台列車は、採算面から見れば決して優秀であるとは言えません。そんな廃止報道を尻目に、JR九州が今秋から運行する寝台列車「ななつ星in九州」が大人気のようです。7両編成で客室はスイートルームが14室だけ、贅(ぜい)を極めた「クルーズトレイン」と言われています。3泊4日のコースで1人最高55万円。それでも発売のたびに申し込みが殺到しているようです。
寝台列車の廃止報道を受け、鉄道から夢やロマンが消えていってしまうような思いで、寂しい気持ちでいっぱいです。反面、「ななつ星in九州」の異常なまでの人気ぶりを見て、新しい生き方なのかな・・・と感じています。