カップヌードルの自動販売機

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平成生まれの人は知らないと思いますが、昔はカップヌードルの自動販売機があったんですね。お金を入れてカップヌードルを取り出し、そして取り出したカップヌードルをセットすると、お湯が出てきてちゃんと容器の中にちょうど適度の量が入り、3分待てば出来上がりという仕組みで、熱々のカップヌードルが食べられるっていうやつなんです。もう今は見ることがなくなりましたが、真冬の寒い日には自動販売機で買ってお湯を入れて食べている人が結構いましたね。現在だとコンビニでちゃんとポットにお湯をセットしてくれていますね。昔はコンビニがなかったのでカップヌードルを自動販売機で買ってお湯を入れるということ自体物凄く目新しい物として私は見ていました。

そんなカップヌードルの自動販売機も夏場っていうのは多分売り上げが落ちるでしょうし、何よりも衛生的なものから考えると決して誉められたものではないですし、事実このカップヌードルの自動販売機にはホークが用意されていました。さらには何年か後には割り箸も用意されていました。が、いたずらで持って帰る人や嫌がらせでどこかに持って行く人がいたのでしょう、どちらもなくなっているという状況を私は何度か目撃したのですが、ホークも箸もないとなれば食べることが出来ないじゃないですか。

そんなようなことでいつしか一世を風靡したカップヌードルの自動販売機もぽつりぽつりと減りはじめ、もうかれこれ20年以上私は見ることがありませんでした。ところが仕事でたまたま訪れた片田舎の街中を散策していると、黄色い色をした自動販売機を見つけてしまったんですね。当然、今はただ置いてあるだけで販売はしていませんが、見つけた瞬間は懐かしかったですね。子供の頃のことを思い出しました。そしてあの美味しそうな臭いも何となく蘇ってきました。

あまりにもびっくりして嬉しかったものなので、冷たい雨に打たれながら写真を写してきました。

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