岩見沢駅のばん馬

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札幌から苫小牧へ行くのにわざわざ遠回りして岩見沢経由で苫小牧に行きました。その理由は雪原の中を走るローカル列車に乗ってのんびりと雪を見ながら旅をしたかったから。とても良いお天気でしたので雪が降ることはなく、青空の中でのローカル線の旅になったわけですが、岩見沢で乗り換えがあるため一度途中下車をしました。降りた途端に711系が2台止まっていたので、早速711系を撮影(当編集後記の「雪まつり閉幕翌日」に掲載しています。)してから駅を出て街へ出ました。

結構歩いたつもりなんですが駅前の繁華街に活気はありませんね。丁度お昼の時間帯でしたので、ぶらぶらしながら美味しそうなお店を見つけて、そこでお昼にしようと歩いたのですが、私の経験とカンに合致するお店は見つけられませんでした。というよりも3、4軒しかなかったような記憶しか残っていません。結局、食べたのが岩見沢駅すぐ前にあるコミュニティプラザの1階にある「さわの実」。私は日替わり定食を食べたのですが美味しかったですね。日替わりですから私が食べたのは天丼セットでしたけど、値段がなんと500円なんです。セットですから蕎麦もついていたのですが、このそばも美味しかった。店はコミュニティプラザの中にあるため、レストランぽい感じではありませんが、店内は綺麗でカウンターとテーブルがあり、一人でも気兼ねなく入れるお店ですね。

さてばん馬のお話し。かつて岩見沢では「ばんえい競馬」が開催されていました。私も競馬が好きなのでCSで「ばんえい競馬」を見たことがあります。通常の競馬と違って人間を乗せずに、ソリを引く引き馬による競馬が世界で唯一の「ばんえい競馬」です。その「ばんえい競馬」ですが、かつては岩見沢以外にも、北見、旭川で開催されていましたが、長年の赤字運営により2006年に廃止されました。現在は帯広だけで「ばんえい競馬」が開催されています。JRAも売上が減ってきており、地方競馬も存続が厳しいところが多く、「ばんえい競馬」も帯広開催だけに縮小し体質改善を図ったといっても、厳しい状況にあるのは間違いのないことだと思います。インターネットで馬券が買える時代になってきましたが、レジャーとして競馬を考えると、昔と違ってレジャーそのものが変わってきており、今の若い人たちを昔のレジャーに魅力を感じるかどうかは難しいところだと思います。世界で唯一の引き馬「ばんえい競馬」、頑張って生き残って欲しいと願っています。

岩見沢を後にして苫小牧に2両編成のローカル線に乗ったわけですが、途中で通るのが追分、早来といった地域。競馬ファンならよく耳にする地名だと思うのですが、日本の競馬の中心となっている牧場の社台グループがあるところです。ここの地域の牧場はいわゆる勝ち組といってもいいでしょう。岩見沢は「ばんえい競馬」が廃止され街も正直なところ活気がありません。岩見沢からローカル列車に乗って追分、早来の駅に停車したたとき、なんともいえない複雑な気持ちになっている私になっていました。

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