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2013懐かしのANAモヒカンジェット。同社のホームページを見てみると1969年5月から20年間、日本の空を就航したとされています。その就航当時の私は実際のところこのモヒカンジェットは好きじゃなかったんです。どちらかといえば日本航空の鶴丸のほうが好きでした。というのも当時海外に就航していたのはライバルの日本航空のほうで、よくテレビのクイズ番組などで優勝した人にハワイ旅行のペア航空券が貰えるというのが多かったのですが、その航空券は当然のことながら海外路線に就航している日本航空の航空券になるわけです。スチュワーデス(現CA)さんが制服を着て番組の最後に航空券の目録をクイズで優勝した人に贈呈するというようなありきたりのパターンを終えて番組が終了。こんな感じで番組が進行していたと記憶しています。
なのでどうしても全日空よりも日本航空のほうがブランドイメージが強く、このモヒカンジェットは所詮日本国内だけの短い路線を就航する働きが悪い飛行機というようなイメージを抱いていたわけです。20年前にはLCC(格安航空会社)などは1社もない時代でしたが、例えば日本からハワイへ行くのに日本航空で行くよりもノースウエスト航空(現デルタ)やユナイテッド航空で行くほうが安かったので、当時の私としては日本航空の航空券というのは高嶺の花でして、それが尾を引いてか今だに海外へ行くのに日本航空に乗ったことがないという状態が続いています。でもLCCは一度も使ったことはありませんよ。どうしても安全ということを第一に考えると、少しくらいのお金を出してでもLCCは乗らないでおこうと思うわけです。
話は横道にそれてしまいましたが、このモヒカンジェットは12月2日に沖縄に行くために伊丹空港で偶然遭遇したものです。私が沖縄に行く日本航空の機内に乗り込もうと進んでいたところ、エプロンに向かってくるモヒカンジェットを発見し、慌ててバッグからカメラを取り出して撮影したものです。なのでカメラに300mmのレンズをつけたまま他のレンズに交換している時間がなく、そのまま300mmのレンズで撮影しました。因みにこのモヒカンジェットは定期運航を行っていないため、運航スケジュールは全日空で確認しないといけないようです。それにしても正面から見ると怖い顔をしていますね。アンコール版だからいいものの、個人的には今のデザインの方がスマートで爽やかな印象を持っていまして好きですね。