北斗星

EF510-508

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 エヴァンゲリオン新幹線を撮影しようと新幹線のホームでウロウロしていたら、初めて生で見る貨物列車が走っているので、何もわからずにシャッターを切りました。

 もっと私が計画を持ってこのEF510-508が来るのがわかっていたら、レンズも長い貨物が入るような物をつけていたのでしょうし、撮影する場所も同じ駅でも違ったところから撮影していたと思いますが、そんな予備知識を持たずただエヴァンゲリオン新幹線を狙おうとだけ思っていたので、シャッタースピードも少し不足気味になってしまいました。

 このEF510-508は調べてみると、以前といってもだいぶ前のことになりますが、カシオペアや北斗星を牽引していたこともあるのですね。

 まぁ今度はこんなことがないよう、咄嗟のときにでもすぐに対応できる機動力を磨いておきます。日々、修行ですね。

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最後の北斗星撮影

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 北海道遠征の最終日に撮影したものです。最終日ですから家路につくための新千歳空港に向かう途中の恵庭駅でエアポートライナーを下車し、下車した恵庭駅の上り線ホームから撮影しました。ちょっと残念なのは逆光になっていますので、肝心の北斗星の車輌が暗くなっているといった点です。せっかく気持ちのいい青い空にようやく最終日になってくれたのに残念ですね。
 本来ですと望遠系のレンズを使って撮影するのが王道なのでしょうが、最終日になってようやく顔を見せてくれた北の大地の青空をどうしても入れたくて、広角レンズにPLフィルターを装着して撮りました。
 これで北斗星を撮影できるのはこの日が私にとって最後となります。思えば3年前に初めて冬の北海道を旅したわけですが(春、夏、秋、といったシーズンは結構北海道に来ています。)その時に札幌駅について最初に撮ったのが北斗星でした。しかもこの時は雪のため定刻よりも大きく遅れて札幌駅に着いてくれたために、偶然にも撮影することが出来たという幸運の北斗星という思い出があります。本当は北斗星に乗ってみたかったのですが、たくさん写真を撮らせてくれたのでファインダーを通しての思い出を心の中にしまって、いつまでもその勇姿を焼き付けたいと思います。

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「北斗星」廃止の報道を受けて

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 2016年春の北海道新幹線開業に伴い、JR東日本とJR北海道は、寝台特急「北斗星」(上野―札幌)を2015年度中に廃止する方針を固めたというニュースがありました。北海道にも新幹線が開通しますから仕方がないことだとは思っていましたが、正直なところ寂しい気持ちでいっぱいですね。時代に沿ったスピード化というのは避けられないことだと思うのですが、時間をかけてゆっくり景色を見ながら旅をするというものが、スピード化によって本当の移動だけになってしまうのではないか?風情を楽しむという鉄道ならではの楽しみが減ってしまう寂しさも多々ありますね。

 2014年12月5日の読売新聞の記事から
 <2016年春の北海道新幹線開業に伴い、JR東日本とJR北海道は、寝台特急「北斗星」(上野―札幌)を15年度中に廃止する方針を固めた。新幹線の試験運行が行われるほか、車体の老朽化などが進んでいるためだ。近く発表する。
 北斗星の廃止によって、鉄道旅行の象徴的な存在だった青い客車の特急「ブルートレイン」は姿を消す。
 北斗星は1988年、青函トンネルを使って初めて上野―札幌間を結んだ。豪華な寝台個室や、フランス料理のフルコースが味わえる食堂車などが人気を集めた。
 JR西日本も、大阪―札幌間を結ぶ寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運行を15年春に終了する。>

 昨年、今年と真冬の北海道を旅してきました。お目当ての一つに当然この北斗星を見て写真を撮るということも含まれていたのですが、このまま行くと今シーズンが最後の見納めになる可能性が大きいです。今年行けるかどうかはわかりませんが、なんとか仕事のやりくりをつけて北の大地に旅立たないといけませんね。

 個人的には上野から札幌までを北斗星に乗って北海道へ行きたいのですが、それは住んでいる場所などから考えて到底無理でしょうから、貯まっているマイルを使って札幌駅で待ち構えるというスタイルになるだろうと思います。トワイライトエクスプレスも終わることが決まっていますので、寝台列車というものが過去のものになってしまいそうです。

 私は一度だけブルートレインに乗ったことがあります。もう20年以上も前になる昔々のことになりますが、旅行で九州の鹿児島に行った帰りに乗りました。残念ながら列車の名前は忘れてしまいましたが、人生で一度きりのブルートレインに乗った感想はとなると、正直なところ乗り心地は良くないしうるさいので殆ど寝れなかったという記憶だけが残っています。しかし途中の熊本駅で10分かもう少し長い時間停車したのですが(これは運行通りで決してトラブルがあったわけではありません)、この間を利用して熊本駅を途中下車し一旦改札を出て夕食のお寿司を10名分買った事があります。勿論、事前に予約をしていたわけではないですし、そのお寿司屋さんの名前や場所を知っていて暖簾をくぐったわけでもありません。何も知らずに仲間のためにただただお店の看板というか雰囲気だけで門を叩いたわけです。
 今考えるとお寿司屋さんの大将らしき人に、〇〇分後に熊本駅を発車する〇〇号に乗らないといけません。今、途中下車してお寿司を買いに来ましたが、なんとか作っていただけないでしょうか?といったようなお願いをしたと思います。大将らしき人も何とか頑張って作ります!と言ったようなやりとりでお寿司を買って列車に戻ったという思い出があります。

 お寿司を握ってもらっている間、私は腕時計を見ながら刻一刻と迫ってくる発車時刻に間に合うか?なんとか作って!頑張って大将!といったような気持ちでいっぱいでしたが、無事にお寿司を仲間のところまで持って行くことができ、みんなでビールを飲みながらブルートレインに揺られていたという旅ならではの出来事があります。
 スピード化もいいのですが、このような熊本駅での出来事は新幹線でサーッと行ってしまえば恐らく体験することはないでしょう。
 そういえばヨーロッパに旅した時の添乗員さんが言ってましたが、トラベルはトラブルから来た言葉だと言われていました。幸い熊本駅ではトラブルにならずに私は無事ブルートレインに乗ってみんなでお寿司を食べることが出来ましたが、こういうことも旅の一つの出来事としていい思い出になります。スピード化よりもゆっくりと行く先々を楽しみながら旅をするのがやっぱり私は好きですね。

 新幹線もいいけどスピード化による移動だけになってしまうということが、旅を本来の楽しさから少なくさせているような気がしてなりません。

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雪の中の北斗星

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2月11日に新千歳空港に降り立った私ですが、この北斗星を撮影しようと思えば普通にJRを使い札幌駅に向かえば間に合う時間でした。しかし、昨年に札幌駅で北斗星を撮影していましたので、今年は13時49分に入線してくるトワイライトエクスプレスを狙おうということで、それならば「腹が減っては戦はできぬ」ということから、北斗星の撮影を諦めて新千歳空港でラーメンを食べたわけでございます。空港ビルの中にはラーメンコーナーがあり北海道内の有名店が10店舗ほど入っています。私は昨年、札幌のラーメン共和国で食べて私の口に合った江別ラーメン「銀波露」に入り、味噌ラーメンを食べることに。

お味のほうですが、昨年ラーメン共和国で食べた味噌ラーメンのほうが美味しかったかな・・・。銀波露の味噌ラーメンはコクがあって、うまく表現できないけど苦味というか日本茶が喉を通るときに感じる味わいのような感が、昨年にラーメン共和国で食べたときに何とも言えない美味しさだ!と感動したものですが、今年、新千歳空港で食べた味噌ラーメンは、若干薄くなっているというか苦味っぽいのが感じられない印象を受けましたね。まあ1年ぶりですから、私が昨年に食べた味の感動が大きすぎたからかもしれませんが・・・。

新千歳空港のラーメン店で人気があったのは「一幻」。ホームページを見てもらえればわかると思いますが、えびそばと書いてあります。海老のスープのラーメンのようで、ここは行列が出来ていました。私は食べませんでしたが、今、人気で旬のお店ですから、次回に北海道へ行ったときにはぜひ食べてみようと思います。でも、私は並んでまでは食べようと思わないんですよね。これはラーメンに限らずどんな人気のレストランでも並んでまでは食べない主義なんです。なので、次回も仮に新千歳空港の一幻に行列が出来ていたならば、違うラーメン店で美味しいお店を自分の勘と経験に頼りながら探して食べることになると思います。

ラーメンの話題になったついでにもう一店舗。札幌のラーメン共和国で今遠征中に食べたお店ですが、「吉山商店」というお店。ここは昔からある札幌の味噌ラーメンに現代風の味付けをした感じの味かな。ラードが結構浮いていてこってり感があります。今回食べたラーメン店はこの2店舗でした。次回は何回か登場していただいたお友達に聞いたお店に連れて行ってもらおうかなと思っています。

さて北斗星のお話し。新千歳空港でラーメンを食べたあとに札幌駅に着いたわけですが、当然、北斗星の撮影は諦めていました。しかし天は私を見捨てませんでした。何と雪の影響で北斗星の到着が1時間以上遅れていたようです。なのでお陰様で今年も運良く北斗星の撮影をすることができました。北斗星目当てに2時間近くこの寒い中待たれた方もいらっしゃいました。私は10分ほど待っただけで北斗星を見ることができたのですが、お天気が待っているあいだは晴れ間も見えていました。ところが、北斗星が入線する頃にはご覧のように結構な雪が降ってきました。写真では大したことがないような写りですが、現場では大粒の雪が強く降っていました。晴れ間があるときに北斗星が来てくれれば光線の状態も良かったのでしょうが、撮影の時は条件が悪化していましたね。でも、雪がメインでしたからこれで良かったのだろうと思っています。

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