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残念ながら天候が悪かったので11月25日のドクターイエローの撮影は断念することに。明日も一日中予定が詰まっているので11月26日のドクターイエロー上り検測も撮影はできないですね。残念。
雨の中のドクターイエローも絵になるんでしょうが、傘を差して線路際で待機していることにどうも気が進まず、かといって最寄の駅に行ってもこの横殴りの雨では機材や私の体もずぶ濡れになりそうなので、おとなしく仕事に打ち込むことにしました。
ゆるきゃらグランプリ2013が行われましたが、島根県の「しまねっこ」が10位に入ったようです。1位は栃木県の「さのまる」でしたが私はこの「さのまる」は知らなかったなぁ。といってもベスト10に入っているキャラクターで知っているのは「しまねっこ」だけ。これもたまたま10月に出雲に旅行に行ったからで、ざっとベスト30までを見ても知っているキャラクターは22位の「おかざえもん」(愛知県)ぐらいです。いかに私が地方のキャラクターに弱いか・・・・。このゆるきゃらグランプリ2013にエントリーされている順位を見てみると最下位が1580位となっています。ということは1580ものキャラクターが最低でもあるってことなんですね。地方の経済は正直なところ芳しくないと思うのですが、各地がこうやっていろんなキャラクターを前面に出して、観光客の誘致に知恵を絞っているのがよくわかります。10年以上前からゆるキャラは存在していたそうですが、火付け役となったゆるキャラは「ひこにゃん」だと言われています。最近では「ふなっしー」が有名ですね。因みに昨年行われたゆるきゃらグランプリ2012の1位は「いまばりゆるきゃら バリィさん」(愛媛県)で、「しまねっこ」もエントリーしていまして6位となっています。今年1位の「さのまる」は4位ですか。ということはその気ならば毎年毎年エントリーしたっていいわけなんですね。
ご当地のお話ついでにB1グランプリのことも。こちらはグルメの祭典ですから自分たちが住んでいるところの近隣のグルメが上位に入ると食べに行きたくなってきますね。ニュースを見ていてとても美味しそうですし、何よりもこっちのほうが投票に割り箸の量で順位を競っているのがいい。実際に会場で食べた人たちの投票になるわけで、現実問題として全てのエントリー料理を食べるのは不可能で、ネーミングから「美味しそう」や「食べてみたい」と感じさせる演出が必要になってくるし、近くを通ったときのあの食欲をそそる匂いや料理を作る技術を見せるということも大切になってきます。そのB1グランプリは今年で8回目になったわけですが、一昨年の第6回大会で見事グランプリに輝いた「ひるぜん焼きそば」。私たちが出雲に旅行に行く途中で通ったところなんですが、立ち寄って「ひるぜん焼きそば」を食べていれば良かったなぁ・・・なんて今になって思うところです。ちゃんと調べておけばよかったのですが、行く前はノーマークでした。また旅行に行く機会はあるでしょうから、今度はグルメもちゃんと下調べしようと思いました。
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出雲大社のお話をもう少しお付き合いください。一畑電鉄の出雲大社駅には日本最古級の電車があります。日本最古ではなく日本最古級です。食品偽装事件が世間を賑わせていますが、関係者にはこういった言い方を謙虚に見習っていただきたいものですね。決して最古と言い切ることなく最古級というこういう言い方。嘘をついて客を騙した有名ホテルのレストラン関係者に、一畑電鉄の姿勢を勉強してもらいたいものです。その最古級の電車ですがこのオレンジ色の車両がそれです。映画「RAILWAYS」の中で最も多く登場し、強く印象を残した「デニハ50形」です。
このデニハ50形・52号車が出雲大社駅に展示されています。中を見ることができますので私も電車待ちの時間を利用して見学してきました。
木の床に木の窓枠そして木の鎧戸などレトロな雰囲気がとてもいいですね。もちろん運転席も見れますし触ることも可能です。製造年月日は昭和3年となっていますから現在83歳ですか。皆さんもぜひこの日本最古級の電車を出雲の思い出の一つとして会いに行ってみてください。
明日25日は日本の最先端の技術が駆使された「ドクターイエロー」の検測日です。日本最古級の電車を案内したあとに世界の最先端の技術を搭載したドクターイエローを見る予定?というのも時代を感じずにはいられません。
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石見銀山の話をしましたので前日に行った出雲大社のお話もしましょうか。私たちは車で出雲大社へ向かう予定でしたが、式年遷宮で全国から多くの参拝者が出雲の杜にやってきています。出雲大社周辺の駐車場は当然の如く混んでまして少し離れた島根ワイナリーの駐車場に車を止め、そこからバスで出雲大社へ行かざるを得ないという情報を宿泊する平田メイプルホテルの人から聞いていました。車で行くかホテルに車を止めて一畑電鉄に乗っていくか迷いましたが、4人で相談の上こういうときにしか乗ることのない一畑電鉄で行こうということになりました。で、一畑電鉄で行って正解でしたね。
雲州平田駅から乗車したのですが、この雲州平田駅は自動改札ではなく昔ながらの切符きりです。そして撮影したい方は駅員に言えば先にホームに入れてくれるというオモテナシがあるんですね。先にホームに入れてくれる・・・。都会の方はピンとこないかもしれませんが、地方のローカル線ですから電車の本数はいたって少ないです。ですから発車10分くらい前にならないとホームに入れてもらえないんですよね。しかしカメラ小僧のワタクシは「撮影を希望する人は駅員にお知らせください」というような文言のチラシを見て胸が高鳴りました。これは撮影させていただこう!!ということで駅員に撮影したいという意思を伝えホームに入れてもらい古い電車などを撮影させていただいたわけです。
もう一つ初めての体験がありまして、バスガイドは皆さんよくご存知だと思いますが、一畑電鉄は電車ガイドとでもいいましょうか、案内してくれる女性のガイドさんがいらっしゃいるのです。途中の駅からでしたが、出雲大社のことや一畑電鉄周辺のことなどの説明を聞きながら出雲大社駅まで案内してくれます。いやぁーーとても素晴らしい時間でしたね。至福のひとときでした。
私たちが乗った一畑電鉄の車両も年季が入っていて良かったですよ。元は京王電鉄が使っていた5000系という車両です。京王電鉄から引き継いで一畑電鉄が使っているようですが、京王といえば昔、橋本から京王多摩センターまでよく利用していました。京王の車両だったと知ってからなんか懐かしく思ってきて昔のことなどが蘇ってきました。東京で多くの人を乗せて大活躍した車両が引退して神話の国出雲で第二の人生を送っている。一畑電鉄では都会と違いケジュールにも余裕があってマイペースで田んぼの横を走っていますよ。もう少し頑張ってくださいね。
元京王電鉄5000系車両。東京という日本一の都会で大活躍した後、神話の国出雲で第二の人生を過ごしています。今も「”ご縁電車”しまねっこ号」という名前で活躍しています。
雲州平田駅で見かけた懐かしい車両。鉄ちゃんにはたまらないでしょう。
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石見銀山のことについて前回書いた「石見銀山処刑場の場所」の続きで、今回は千人壷の場所を書こうと思います。この千人壺は銀山の銀を盗むなどして処刑された罪人の遺体や回復の見込みのない病人、伝染病が疑われる重篤患者などもこの穴に放り込んだと言い伝えられています。数え切れないほどの遺体を放り込んだため”千人”と命名されてそうです。実際に現場を見ましたが数え切れないほどの遺体を放り込んだと言われている割には小さいなというのが感想ですね。この千人壺にもいろいろ諸説があるようですが、現在は観光案内のパンフレットなどからすべて削除され、官民一体となって隠そうとしているような感じです。私も石見銀山世界遺産センターのスタッフに「千人壺の場所を教えていただけませんか?」と尋ねたところ、「ご案内できません」とまるで私が悪いことでもしたかのような口調で言われてしまいました。そうなると自力で探してやろうということになり、砂利道や草が生い茂った山道を歩き見つけたわけです。
ではその千人壺の行き方ですがとてもわかりにくいです。五百羅漢から石見銀山世界遺産センターに向かっていく道から右折し途中から歩いていく方法と、石見銀山公園駐車場の奥からアスファルトの山道(車の乗り入れは不可)を歩いていく方法の2通りがありますが、私は前者の方法をお勧めします。なぜなら私たちははじめは後者の方法で行きましたが、2時間ほどかかっても探しきることができず、アスファルトで舗装された道ですがかなりきつい登りで膝が笑ってしまいました。ですので私は五百羅漢から石見銀山世界遺産センターに向かう方法で案内したいと思います。
まずは前回と同じく「石見銀山みてあるき」の地図をご覧下さい。
車で五百羅漢から500~700mほど進んだA地点を右折します。右折した道は乗用車1台がなんとか通れる程の細い道で山裾を走っていくような感じになります。右折するのに目標となるようなものはありませんが、緑色の壁をした1階が小さな工場か倉庫で2階が住居になっている建物のところを右折したという記憶があります。
行き着いたところC地点に「千人壺へ300メートル」と書かれた看板があります。
この前に車を止めるかB地点に車を止めることができますが、この看板の奥には家がありますので邪魔にならないように止めればいいでしょう。この看板から左方向の山道を登っていきます。途中、車庫か倉庫のような建物が有り、そこで右方向にも行けるように別れていますが、真っ直ぐ直進してひたすら登っていきます。ここからは草は生い茂っているは水は流れているはでかなり足元は悪化してきます。それで大体300m近くになってきたなと感じるまで上がってくれば右側を注意しながら歩いてください。そして小さな石碑を見つけてください。
私たちは昼過ぎにこの山道を歩いたのですが、ご覧のように太陽の光に向かって歩くような感じでしたので、逆光で石碑が見つけられず一度は通り過ぎてしまいました。小さな石碑ですし草に隠れているようにもなっており、注意しながら歩かないと私たちのように見過ごしてしまうかもしれませんので十分にご注意ください。そしてこの石碑の右奥に千人壷があります。
私たちは最初3名で行きましたが、なかなか探しきることができず結局2名だけがこの千人壺に行くことができました。それほどわかりにくい場所であったということです。先程も申し上げましたが、おそらく石見銀山のボランティアの方や石見銀山世界遺産センターのスタッフに千人壺の場所を聞いてもいい返事をしてくれないと思います。この記事を読んでいただいた方が千人壷に行くための参考にしていただければ幸いです。最後にこの写真はiPhoneで撮影したためピンボケになっている写真がありますがご容赦願います。
「石見銀山処刑場の場所」をエントリーしています。一緒にご覧ください。
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私は株をしているのですが、頼まれてNTTドコモの株を買っており、9月の決算配当の案内が今日自宅に届いていました。100株で3.000円の配当。所得税と住民税が差し引かれ実際の手取りは2.696円。来年の1月1日からは税率が20%になるので手取りはかなり減ってくることになりますね。そのNTTドコモの決算書類の中に株主向けの決算報告や今後の予想、そして会社としての戦略など多岐にわたって書いているわけですが、NTTドコモの今後の戦略としてスマホの販売は勿論のこと、コンテンツ(デジタルデータとして提供される映像、画質、音楽、ゲームなどの情報の総称)のさらなる収益増加に力を入れるよう感じでした。
ちょっと余談が多くなってしまいましたが、NTTドコモの決算書が届いたところでスマホの賢い買い方を。多くのサイトでいろんな手法が見られますが、裏技を駆使したり何やらをこねくり回したりと大変厄介なことが多く書かれていて正直わかりづらいことが多いです。さらに○○ショップ5台限りなどの情報を知ったところで、居住地が離れていては交通費で飛んでしまいます。そこで絶対条件だけをシンプルに書いていきますね。
①まずは、実質0円は絶対に避ける。一括0円端末を買う。
②キャリア直営店よりも家電量販店で購入する。
③機種変更よりもMNPのほうが2年間トータルでは有利。
④auならauスマートパスを利用する。ソフトバンクも同じような割引がある。(NTTドコモでは法律により、系列会社とのタイアップによる割引はできないみたいです。)
私の友人や知人にも家電量販店で買うほうが安いということを結構知らない人がいますね。この買い方では最新の機種は難しいと思いますが、とにかく安く買いたいという人は一度検討されても損はないと思いますよ。
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今日もとても寒い一日でした。いつものように仕事に疲れて?帰宅するために駅のホームで電車を待っていました。ここのところ週に2日ほどは電車の遅延にあって定刻通りに帰れない私ですが、今日は定刻通りに電車がやってきました。ホームで電車を待つこと5分少々でしたが、さすがにこれだけ寒くなってくると電車を待っている間に体の方も冷え切ってしまって、到着した電車に入ったら暖房が程よく効いていて気持ちいいのなんの。ああ・・・すっかり冬になったな!と感じてしまいました。
こんなときは早く家に帰ってお風呂に入りたいというものですが、発車する時間になっても一向に電車は動きません。一体何をしているんだろうと少し苛立っていたところ車内アナウンスがありました。「竜野-相生間で電車と鹿が衝突し、安全確認のため点検を行っており、電車の出発が大幅に遅れる模様です」と。私は上りの電車に乗っていたのですが、事故は下り線で起きています。「上りは関係ないから早く出発しろよ」と思いながらふと思い出したことが・・・。そういえば昨年の冬も同じように鹿と電車が衝突し電車が大幅に遅れてやってきたという経験がありました。そのときは赤穂線という単線で山の裾を走っている所で鹿と衝突したので、ある意味仕方ないなと感じ心の中で思わず笑っていた記憶があります。しかし今日の衝突事故は山陽本線で起こったことなのでちょっとビックリしています。しかも山裾を走っていませんから。
昨年は北海道をはじめ住宅地でクマの出没が相次ぎました。山では動物たちの食料が不足しているのか、つい先日も岡山県でイノシシが住宅地で暴れまわり警察が出動したというニュースがありました。今日の鹿と電車の衝突もそうなんですが、動物たちも生きるために山を下りてきているのかなと感じた一件でした。
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10月26日(土)から27日(日)にかけて式年遷宮で多くの人が訪れている出雲大社に友人3名とともに行ってきました。メインは出雲大社でしたがもう一つ行ってみたいと思っていたのが世界遺産になっている石見銀山でした。初日に出雲大社にお参りをしていましたので、2日目の朝から石見銀山に行くことに。事前に下調べを済ませておいたのですが、どうしても調べきれないことがあってそれは現地で確認することにしようということで、秋晴れの青い空の中、車を石見銀山に向けて走らせました。
私たちが見たかったものの一つが今は案内されていない処刑場跡を見ることでした。先程も書いたとおり下調べで調べきれなかったのが処刑場跡です。石見銀山を世界遺産に申請するまでは処刑場跡も案内板が建てられていたり、文献や資料なども公開されていたそうですが、世界遺産に申請する頃から処刑場などの「負の遺産」を隠すようになってきたようです。つまり過去の汚点や、悪習等残す必要はないが、諸事情により消せない もの、必要悪として存続しているものは伏せようということでしょうか。
世界遺産に認定してもらうのに「負の遺産」を隠す必要があったかどうかはわかりませんが、私自身はこうした「負の遺産」も含めて歴史だと思うのです。今の日本では死刑制度があります。この先数十年、数百年先になるともしかして死刑制度がなくなっているかもしれません。しかし数百年後に死刑制度が歴史的な「負の遺産」というようなことになったとしても、私が現在生きていて生活をこの日本で送っている以上、必死で頑張って生きていた時代の歴史として消して欲しくないと考えるわけで、処刑場跡もその時代の歴史と向き合うという意味で見たかったわけであります。
そこで検索等でこの記事を見られた方の中で、私と同じようなお考えをお持ちの方に、今は案内されていない処刑場跡の場所をここに載せようと思ったわけです。先程も書きましたが、私自身Webで調べてみましたが思うような結果を調べることがなかなかできませんでした。現地では地元の住人の方に処刑場跡の場所を訪ねてみました。「大変、お聞きしにくいことなのですが、処刑場はどの辺りにあったのですか?」「ああ、あれね・・・もう少し先だから、またその辺りで聞いてみて?」というような感じで、私が思っていた以上に皆さんちゃんと教えてくれました。島根県や大田市は「負の遺産」を隠そうとしているようですが、地元の皆さんはそんなことはなかったですね。
では早速その場所を。
現地でもいただけますが「石見銀山みてあるき」という案内に印をつけています。大田市市街地から来ると手前側の大森代官所跡バス停のところに駐車場がありますが(A地点)、そもう少し先の石見銀山公園のところ(B地点)にも大きな駐車場があります。そちらからはすぐの場所に処刑場跡があります。Bの駐車場からだと龍源寺間歩に向かって歩くと橋を渡ってすぐにCafe住留があります。その奥付近だと言われています。
もう案内板もなにもありませんから、この辺りかなと思うところの写真も載せておきます。この写真は私は調べたWebにも載っていましたから多分間違いないと思います。やっぱり雰囲気は処刑場があったという何とも言えない空気だったような気がしています。
もう一つの負の遺産である「千人壷」にも行ってきました。ここは山の中でなかなかわからなかった場所です。これについては近いうちにでも。
その「石見銀山 千人壺の場所」をエントリーしましたのでご覧ください。
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日没後の30分くらいの間に空の色が温かみのある光に包まれた赤やオレンジ、青と大きく変化する時間帯をマジックアワーと呼ばれています。今日は所用で一日中外出していまして、車で帰宅していると綺麗な夕焼けが見えたので、途中で車を止めて夕焼けを撮ろうかと思いましたが、帰宅ラッシュの数珠つなぎの車の列の中で運転していると、少しばかり横道にそれると「帰宅が大幅に遅れてしまいそう」と考えてしまい、そのまま綺麗な夕日を見ながら運転をしていました。
鮮やかなオレンジ色の空が暖かな青い空に変わったとき、また車を止めてマジックアワーを撮ろうかと思いましたが、今度も車を止める気になれず渋滞の中車中から手持ちで撮影することに。普段だとマジックアワーの時間帯は働いていることが多いので久しぶりに見た日没後の暖かな青い空。ISOをオートに設定していたのでカメラ任せだと3200になっていた。
帰宅してノイズだらけの画像をソフトでノイズ除去を施し、明るさなどの設定をいろいろといじりましたが、なかなか思うように仕上がらなかったのがこの画像。「マジックアワーもどき」とでも言っておきましょうか。やっぱり思いつきで撮影しているとそれなりの絵にしかならないですね。これから紅葉の季節が本格的になってきますが、事前に頭の中でちゃんとシュミレーションを行ってからしっかり準備をして撮影に臨まなければいけないと再認識した一時でした。
ちょっと上の写真が雑なので、マジックアワーの綺麗な空を。
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アイソン彗星は2012年9月に発見され、世紀の大彗星となる可能性があることが判明してからというもの、観測条件のよい北半球を中心とした世界中の天文ファン、研究者らが熱い期待を持ってその動向を見守っています。2012年5月、日本中を沸かせた「金環日食」。それに勝るともおとらぬ一大天文イベントとなりそうなのが、2013年11月28日(世界時)に太陽に最接近する「アイソン彗星(C/2012 S1)」です。
アイソン彗星は史上最大級の大彗星と言われているのに、残念ながらまだそれほど過熱感はありません。それは多分明るさや姿がどのように変化するのかについて非常に予想が難しいため、結果期待していたほどでもなかったといった可能性もあり、メディアなどに取り上げられる回数が少ないからだと思います。
しかし世紀の大彗星となる可能性のアイソン彗星を写真が趣味の私が撮影しないのは大変にもったいない話です。また、アイソン彗星を撮影しようと考えていらっしゃる方もたくさんいると思います。そこで、以前私が流星の撮影で経験したことを参考にすれば彗星の撮影にも役立つのではないかと考え、これから撮影方法をお話させていただきますので、アイソン彗星の撮影に少しでもお役に立てれば幸いです。
【用意するもの】 一眼レフカメラ(ミラーレスカメラ)、レリーズ、三脚、懐中電灯など
【撮影方法】すでに現在の時点でもアイソン彗星は出現しているようですが、上述の通り11月28日から12月上旬がいいような感じです。
流星もそうなのですが、カメラはマニュアルで設定するのがいいと思いますので、マニュアル付きのカメラを用意してください。
それでは参考写真として2010年11月18日の「しし座流星群」と2012年12月13日の「ふたご座流星群」の2枚をデーターを付けて見ていきましょう。
まずは2010年11月18日の「しし座流星群」です
絞り:F2.8 シャッタースピード10秒 ISO1600 レンズ焦点距離16mm
機材(カメラ:キヤノンEOS5DMarkⅡ レンズ:EF16-35f/2.8USM)
天候:はれ
月の条件:満月前で大きな月明かりの影響を受ける
場所:街や工場の灯りの影響を受けない山
続いて2012年12月13日の「ふたご座流星群」
絞り:F2.8 シャッタースピード30秒 ISO3200 レンズ焦点距離16mm
機材(カメラ:キヤノンEOS5DMarkⅡ レンズ:EF16-35f/2.8USM)
天候:はれ
月の条件:新月で月明かりが邪魔にならず
場所:街や工場の灯りの影響を受けない海岸
では見ていきましょう。2枚の写真は年度こそ違いますが11月と12月の写真ですから、今とほとんど変わらない寒さが深まり、空の透明度が高いといってもいい状況です。データーのところに赤字で書いていますが、2枚の写真の撮影方法はシャッタースピードとISOが違っています。この違いは何によって変えたのかということですが、それは月明かりによって変えています。つまり、月明かりの影響を多く受けた上の写真「しし座流星群」はシャッタースピードが10秒と下の写真の「ふたご座流星群」の30秒に比べ20秒短くなっています。
また感度も上の写真「しし座流星群」はISO1600ですが、下の写真「ふたご座流星群」はISO3200とより高感度になっています。要は月明かりの影響を受けて空が明るい場合はシャッタースピードを短くし感度もISO1600で大丈夫だったということです。
以上のことから11月末から12月初旬に「アイソン彗星」を撮影するとした場合のカメラの設定を考えてみましょう。はっきりしていることは月明かりです。これは月齢によってデーターがすでにわかっています。11月28日だと月齢は24.6で満月のときの約1/4といったところでしょうか。もう少し日が進んで12月3日になると新月にあたりますので、2枚目の「ふたご座流星群」と同じで、月明かりが邪魔にならないという条件になります。したがって11月28日ではシャッタースピードは2秒から15秒、ISOは1600あたりでいいでしょう。12月3日ならシャッタースピードが10秒から20秒、ISOは1600から3200でいいと思います(先ほどの流星の2枚の写真を撮影したカメラ本体とレンズを使用したと仮定した場合)。
次に撮影場所で考えてみましょう。2枚の写真は流星を撮影するために街や工場の明かりを避けてより暗い場所を求めて山や海に出向いています。「アイソン彗星」を撮影する場合にもより暗いほうが撮影にはいいですが、都会に住んでいる人にとって山や海に行くのは簡単ではありません。街の灯りや工場の灯りを受ける場所に住んでいる方は、シャッタースピードを短くしたり、ISOを下げて対応する必要があります。
まとめてみると、
.レンズの絞り(F値):開放(数値が最小)
.ISO感度:800~1600(3200)
.露出時間(シャッター速度):空の明るい市街地では2~10秒、空の暗い場所では10~30秒程度
が目安といったところでしょうか。注意したいのは、「アイソン彗星」はすでに見えていますが、「流星」は見えていないものを写すという違いがあります。したがってもう少しシャッタースピードを短くしても大丈夫でしょう。
おさらいの意味を込めて書きますが、撮影するにはカメラをしっかり三脚に固定し、ピントはオートフォーカスは効きにくいので、マニュアルにセットし明るめの星にピントを合わせライブビュー画面でしっかり確認しておきましょう。そしてシャッターぶれを防ぐためレリーズを使って撮影されることをお勧めします。試しに何枚か撮影しうまく撮影できていればカメラのタイマー機能やリモートコントローラなどを活用しましょう。
流星はどこからやってくるのがわからないので、空を広く写すことにより流星を写せる確率を高くするため、星空ばかりの写真になってしまいがちです。「アイソン彗星」の場合も「アイソン彗星」だけを撮ってもいいのですが、流星と違ってあらかじめ出現しているわけですから、何と一緒に撮るかによってずいぶん写真自体が違ってきます。例えば五重塔とか明石海峡大橋などと一緒に「アイソン彗星」を撮影できればいい写真が撮れると思います。皆さんのお近くの場所や行動できる範囲の中で何か「アイソン彗星」に合うものを探してみてください。きっと素晴らしい写真ができ上がると思いますよ。
実際には天候や明るさカメラの性質やレンズの種類によって設定は異なってきますので、あくまで参考程度にお考えいただき、ご自分で一番いい設定をお探しの上撮影していただきますようお願いいたします。
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今日の夜はバレーボールの女子にサッカーのオランダ戦のTV中継があり、スポーツが好きな方にはたまらない夜だったと思います。バレーボールはドミニカに勝って銅メダル以上が確定したようで、ロンドンオリンピックでも銅メダルですから新チームになってからも好調が引き続いているようです。サッカーのオランダ戦は前半に0-2とリードされながら2-2に追いつき強豪相手に引き分けました。とくに後半は完全に日本のペースでゲームを支配し逆転で勝ってもおかしくない内容でした。コンフェデレーションカップ以降負けが続きいろいろと言われていますが、今日の内容は久しぶりに日本がやりたいサッカーができたのではないかと思います。2日後にはこれも強豪のベルギーとの戦いが待ってます。どこまで通じるのか今日のオランダ戦同様アグレッシブに戦ってもらいたいものです。
さて今日11月16日はドクターイエローの上り検測の日です。土曜日ですから多くのドクターイエローファンが駅などに行かれたことと思います。私は残念ながら仕事でしたので今日の走行は見ることはできませんでした。途中、仕事を抜け出して写真を撮りに行こうかな??なんて思いましたが、やっぱりそういう訳にはいかないですよね。一生懸命仕事に励みました。次走の走行予定日は11月25日(月)と26日(火)の予定のようですので今度は撮影したいなと考えています。でも26日は予定が入っているので撮影できても25日かぁ・・・。






















